学校概要
帝塚山高等学校は、奈良市の緑豊かな環境に位置する私立の中高一貫校です。1947年の創立以来、男女併学制を採用し、生徒一人ひとりの個性を尊重する教育を行ってきました。授業は男女別クラスで行われますが、課外活動や学校行事は合同で実施され、バランスの取れた学校生活を送ることができます。2027年度からは高校も男女共学化が決定しており、時代のニーズに合わせた教育環境の整備に力を入れています。
教育内容
帝塚山高等学校の教育の柱は「力の教育」です。これは単なる知識の詰め込みではなく、意志、情、知、躯幹の力を含む総合的な人間力の育成を目指すものです。高校では男子英数コース、女子英数コース、女子特進コースが設置されており、生徒の適性や目標に合わせて選択できます。特に英語教育に力を入れており、かつて文部科学省のスーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクールに指定されたこともある実績を持っています。
学校生活
帝塚山高校の学校生活は、勉強と課外活動のバランスが取れています。授業は男女別クラスで行われるため、集中して学習に取り組める環境が整っています。一方で、課外活動や学校行事は男女合同で行われ、多様な交流の機会があります。例えば、文化祭では男女混合のグループで出し物を企画したり、体育祭では学年対抗で競い合ったりと、協調性や leadership を育む機会が豊富にあります。
部活動
帝塚山高校の部活動は、文化部と運動部が充実しています。例えば、英語部では毎年英語劇を上演し、地域の方々にも好評を博しています。また、陸上部は県大会で常に上位の成績を収めており、全国大会出場者も輩出しています。部活動は男女合同で行われるため、お互いの長所を生かし合いながら、切磋琢磨する環境が整っています。約7割の生徒が何らかの部活動に参加しており、学業との両立を図りながら、充実した高校生活を送っています。
進路実績
帝塚山高校の進路実績は、関西の有名大学を中心に多岐にわたります。京都大学や大阪大学といった国立大学はもちろん、同志社大学、立命館大学、関西学院大学、関西大学、近畿大学などの有名私立大学への進学実績も豊富です。進路指導部では、生徒一人ひとりの希望や適性に合わせた丁寧な指導を行っており、毎年多くの生徒が第一志望の大学に合格しています。また、医学部や難関理系学部への進学者も増加傾向にあり、幅広い進路選択が可能となっています。
入学案内
帝塚山高校では、年間を通じて学校説明会や体験入学を実施しています。例えば、6月と10月には大規模な学校説明会を開催し、学校の特色や入試情報について詳しく説明しています。また、夏休み期間中には体験入学を実施し、実際の授業や部活動を体験できる機会を設けています。入試は一般入試と推薦入試があり、12月に推薦入試、2月に一般入試を実施しています。中学からの内部進学者も多く、一貫した教育を受けることができるのも特徴です。
特色のある教育方針
帝塚山高校の特色ある教育方針の一つが、グローバルキャリア教育です。例えば、2年次には全員が2週間のオーストラリア研修に参加し、現地の高校生との交流や、ホームステイを通じて生きた英語を学びます。また、校内では「イングリッシュ・ラウンジ」を設置し、ネイティブ教師と自由に英会話を楽しめる環境を整えています。さらに、SDGsをテーマにした探究学習も行っており、グローバルな視点で社会課題を考える力を養成しています。
学費
帝塚山高校の学費は、入学金と授業料、施設設備費などで構成されています。具体的な金額は年度によって変動する可能性がありますが、一般的な私立高校の水準に準じています。また、成績優秀者や経済的支援が必要な生徒向けの奨学金制度も充実しており、多くの生徒が利用しています。例えば、入学時の成績上位者には授業料の一部が免除される特待生制度があります。学費の詳細については、学校説明会や個別相談で詳しく説明されますので、関心のある方はぜひ参加してみてください。
まとめ
帝塚山高等学校は、長年の伝統と革新的な教育方針を融合させた魅力的な学び舎です。「力の教育」を通じて全人的な成長を促し、グローバル社会で活躍できる人材の育成に力を注いでいます。男女併学制のもと、個々の生徒の個性を尊重しながら、高い学力と豊かな人間性を育む環境が整っています。充実した進学実績や特色ある教育プログラム、さらには2027年度からの高校共学化など、常に時代のニーズに応える姿勢も魅力の一つです。帝塚山高校は、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、未来へと羽ばたく力を育む学校なのです。