女子大のメリット・デメリットを徹底解説|娘の進路選びで知っておきたいポイント

Last Updated on 2026年2月17日 by 塾一郎

女子大とは?共学大学との違いを知ろう

娘さんの大学進学を考えるとき、女子大学という選択肢について気になっている保護者の方も多いのではないでしょうか。女子大は共学大学とは異なる独自の教育環境を持ち、それぞれに特徴があります。ここでは、女子大の基本的な情報と共学大学との違いについて詳しく見ていきます。進路選びの第一歩として、まずは女子大がどのような場所なのかを理解することが大切です。

女子大の定義と歴史

女子大学とは、女性のみが入学できる4年制大学のことを指します。日本における女子大の歴史は古く、明治時代から始まりました。当時は女性の高等教育機会が限られていたため、女性に専門的な教育を提供する場として女子大が設立されたのです。

代表的な例として、日本女子大学は1901年に創立され、津田塾大学は1900年に津田梅子によって創設されました。これらの大学は、女性の自立と社会進出を支援するという明確な理念のもとに運営されてきました。現在でも、この創立時の理念は多くの女子大に受け継がれており、女性のエンパワーメントを重視した教育が行われています。

時代が進むにつれて共学化する大学も増えましたが、現在でも約70校の女子大学が日本全国に存在しています。それぞれの大学が独自の教育方針を持ち、女性が活躍できる社会づくりに貢献する人材の育成に力を入れています。歴史ある女子大ほど、同窓生のネットワークが強固で、卒業後のキャリア支援においても大きな強みとなっています。

日本における女子大の現状

現在、日本には約70校の女子大学が存在していますが、この数は年々減少傾向にあります。少子化の影響や共学化を選択する大学の増加により、女子大の数は1990年代と比較すると大幅に減っています。しかし、その一方で伝統ある女子大は依然として高い人気を維持しています。

特にお茶の水女子大学(国立)、津田塾大学東京女子大学日本女子大学などの難関女子大は、毎年多くの志願者を集めています。これらの大学は、充実した教育内容と就職実績の高さから、保護者と受験生の両方から支持されているのです。

また、最近では時代のニーズに合わせて新しい学部や学科を設置する女子大も増えています。たとえば、データサイエンスやグローバルスタディーズなど、現代社会で求められる分野の教育プログラムを充実させています。伝統を守りながらも革新的な教育を提供することで、女子大は新しい価値を生み出そうとしています。

共学大学との主な違い

女子大と共学大学の最も大きな違いは、当然ながら学生が全員女性であるという点です。この環境の違いは、キャンパスライフや学びの質に様々な影響を与えます。女子大では、男性の目を気にすることなく、自分らしく過ごせる環境が整っています。

授業面では、少人数制のクラスが多いことも女子大の特徴です。共学の大規模大学では数百人規模の講義も珍しくありませんが、女子大では30人から50人程度のクラスが中心となっています。これにより、教員との距離が近く、きめ細やかな指導を受けることができます。質問もしやすく、一人ひとりの理解度に合わせた学習サポートが受けられるのです。

また、女性のキャリア形成に特化したプログラムが充実している点も大きな違いです。女性リーダーの育成、ワークライフバランスに関する講座、女性起業家による講演会など、女子大ならではのキャリア支援が用意されています。就職活動においても、女子学生に特化したサポート体制が整っており、一般企業だけでなく、女性が活躍しやすい職場の情報も豊富に提供されています。

女子大に進学する5つのメリット

女子大への進学には、共学大学にはない独自のメリットが数多くあります。少人数制の教育環境、女性リーダーの育成、充実したキャリア支援など、娘さんの成長を後押しする要素が揃っています。ここでは、女子大進学の主なメリットを具体的に見ていきます。これらのメリットを理解することで、女子大が娘さんに合っているかどうかを判断する材料になります。

きめ細やかな少人数教育が受けられる

女子大の大きな魅力の一つが、少人数制のきめ細やかな教育です。多くの女子大では、1クラス30人から50人程度の規模で授業が行われています。これは共学の大規模大学と比較すると、かなり小さい人数です。たとえば、聖心女子大学では1年次から少人数ゼミが必修となっており、学生一人ひとりに目が行き届く教育を実践しています。

少人数制のメリットは、まず質問がしやすい環境にあります。大教室での講義では、分からないことがあっても質問するのに勇気が必要ですが、少人数クラスでは気軽に質問できます。教員との距離も近く、授業後に個別に相談することも容易です。これにより、理解が不十分なまま次の内容に進んでしまうということが少なくなります。

また、学生同士の深い交流も生まれやすくなります。少人数のクラスでは、全員の顔と名前が一致し、グループワークやディスカッションの機会も多くなります。津田塾大学では、英語教育において少人数制を徹底しており、学生が積極的に発言する機会を多く設けています。このような環境で学ぶことで、コミュニケーション能力やプレゼンテーション力も自然と向上していきます。在学中に築いた人間関係は、卒業後も続く貴重な財産となるのです。

リーダーシップを育む環境が整っている

女子大では、女性がリーダーシップを発揮する機会が圧倒的に多くなります。学生会やサークル活動、ゼミの代表など、あらゆる役職を女性が担うことになります。共学大学では男性が中心となりがちな役割も、女子大では女性が当然のように引き受けます。この環境が、将来のリーダーとしての資質を育てるのです。

お茶の水女子大学では、リーダーシップ養成プログラムが充実しており、学生が主体的に企画運営する活動を積極的にサポートしています。また、東京女子大学でも、学生がプロジェクトのリーダーを務める機会が多く用意されています。これらの経験を通じて、意思決定力や組織運営能力が磨かれていきます。

実際に、女子大出身者の中には、企業や組織のトップとして活躍している方が多くいます。女性役員や管理職の割合を見ると、女子大出身者が占める比率は高く、在学中に培ったリーダーシップが社会で発揮されていることが分かります。自信を持って発言し、チームをまとめる力は、大学時代の経験から育まれるものです。娘さんが将来、どんな分野でも主体的に活躍できる人材に成長するための土台を、女子大は提供してくれます。

女性のキャリア支援が充実している

女子大の大きな強みの一つが、女性のキャリア形成に特化した支援体制です。多くの女子大では、キャリアセンターが充実しており、女性が長く働き続けるためのサポートプログラムが用意されています。単なる就職支援だけでなく、結婚や出産後のキャリアプランについても考える機会が設けられています。

日本女子大学のキャリア支援センターでは、卒業生による講演会やメンタリングプログラムが定期的に開催されています。実際に社会で活躍する先輩の話を聞くことで、自分の将来像を具体的にイメージできます。また、フェリス女学院大学では、女性起業家を招いた特別講座なども実施されており、多様なキャリアの選択肢を知ることができます。

さらに、同窓会ネットワークの強さも見逃せません。伝統ある女子大では、卒業生が様々な分野で活躍しており、その繋がりが就職活動や社会に出てからのキャリア形成に大きな力となります。先輩が後輩をサポートする文化が根付いており、企業訪問の機会や就職の相談など、具体的な支援を受けることができます。女性が少ない業界や職種でも、同じ大学の先輩がいることで心強く感じられるのです。

安心して学べる環境がある

女子大では、女性だけの空間であることから生まれる安心感があります。外見を過度に気にする必要がなく、ありのままの自分で過ごせる環境です。共学大学では、どうしても異性の目を意識してしまうことがありますが、女子大ではそのような心配が少なくなります。

また、セキュリティ面でも配慮が行き届いています。多くの女子大では、キャンパス内への入構管理が厳重で、防犯カメラの設置や警備員の配置なども充実しています。聖心女子大学白百合女子大学などでは、夜間の帰宅時にも安全対策が講じられており、保護者としても安心できる環境が整っています。

学習面では、理系科目への苦手意識を克服しやすいという点も挙げられます。共学の理系学部では男性が多数を占めることが多く、女性が少数派として肩身の狭い思いをすることもあります。しかし、お茶の水女子大学の理学部や奈良女子大学の理学部では、全員が女性であるため、周りを気にせず勉強に集中できます。分からないことを気軽に質問し合える雰囲気があり、理系科目への抵抗感を減らすことができるのです。

女子大進学で知っておきたい4つのデメリット

女子大には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。進路選択をする際には、メリットだけでなくデメリットも理解しておくことが重要です。ここでは、女子大進学を検討する上で知っておくべき課題について、正直にお伝えします。これらのデメリットが娘さんにとってどの程度影響するかを考えることで、より適切な判断ができます。

男性との交流機会が限られる

女子大の最も大きなデメリットとして挙げられるのが、日常的に男性と接する機会が少ないという点です。共学大学であれば、授業やサークル活動、学食など、様々な場面で異性と自然に交流できますが、女子大ではそのような機会がほとんどありません。

この環境は、人によっては社会性の面で課題となることがあります。将来、多くの職場では男女が一緒に働くことになるため、学生時代に異性とのコミュニケーション経験が少ないと、社会に出てから戸惑うこともあるかもしれません。特に理系の職場や技術職では男性が多い環境も珍しくないため、そのような場に慣れるまでに時間がかかることがあります。

ただし、多くの女子大では、他大学との合同授業やインターンシップなどを通じて、異性との交流機会を意識的に設けています。たとえば、津田塾大学では一橋大学との単位互換制度があり、東京女子大学でも近隣の大学との交流プログラムが実施されています。また、サークル活動でインカレ(大学間交流)に参加したり、アルバイトやボランティア活動を通じて多様な人々と関わることで、この課題を補うこともできます。

選択できる学部や専攻が少ない場合がある

女子大では、設置されている学部や学科の種類が限られていることがあります。共学の総合大学と比較すると、選択肢が少なくなってしまうのは否めません。特に理工系や医学部、法学部などは、女子大では設置されていない場合も多くあります。

たとえば、工学部や農学部を希望する場合、これらを持つ女子大は非常に限られています。お茶の水女子大学には理学部がありますが、工学部は設置されていません。また、医学部や歯学部を持つ女子大は日本にほとんど存在しません。娘さんが特定の専門分野を学びたいと考えている場合、女子大では選択肢が狭まってしまう可能性があります。

一方で、文学部、家政学部、教育学部などは多くの女子大で充実しています。特に家政学部は女子大の伝統的な強みであり、日本女子大学昭和女子大学では実践的なカリキュラムが用意されています。また、最近では国際系の学部を新設する女子大も増えており、グローバル人材の育成に力を入れています。学びたい分野が女子大の得意領域と合致していれば、むしろ充実した教育を受けることができます。

就職活動で企業の認知度に差がある

女子大の中には、企業からの認知度が共学の有名大学に比べて低い場合があります。特に地方の企業や中小企業では、首都圏の女子大の名前をよく知らないということもあります。就職活動において、大学名だけで判断されることは減ってきていますが、それでも大学のブランド力が影響する場面は存在します。

ただし、伝統ある難関女子大については、企業からの評価は高く維持されています。お茶の水女子大学津田塾大学東京女子大学日本女子大学などは、多くの企業で高く評価されており、就職実績も優れています。特に金融業界や商社、マスコミ業界などでは、これらの女子大出身者が多数活躍しています。

また、女子大のキャリアサポート体制は非常に手厚いため、大学名だけに頼らない就職活動ができます。面接対策や履歴書の書き方、企業研究の方法など、一人ひとりに合わせた丁寧な指導が受けられます。同窓生のネットワークを活用したOG訪問なども盛んで、実際の職場の様子を詳しく聞くことができます。大学の看板だけでなく、本人の実力と人柄で勝負できる力を、4年間でしっかりと身につけることができるのです。

共学に比べて学生数が少ない

女子大は共学の大規模大学と比べて、在籍する学生数が少ないという特徴があります。たとえば、早稲田大学や慶應義塾大学では1学年に数千人の学生がいますが、多くの女子大では1学年数百人程度です。津田塾大学の学部生は約3,000人、東京女子大学は約4,000人ほどです。

学生数が少ないことのデメリットとしては、多様な価値観に触れる機会が限られるという点が挙げられます。大規模大学では、様々なバックグラウンドを持つ学生と出会うことができますが、小規模な女子大では出会える人の幅が狭くなりがちです。また、サークルや部活動の種類も、大規模大学に比べると少なくなります。

しかし、学生数が少ないことは、密度の濃い人間関係を築けるというメリットにもなります。顔見知りが多く、アットホームな雰囲気の中で学生生活を送れるのです。先輩や後輩との繋がりも強く、卒業後も続く友情が生まれやすい環境です。また、一人ひとりが大学コミュニティの中で存在感を持つことができ、様々な活動で中心的な役割を担う機会にも恵まれます。小規模だからこそ得られる経験も、決して少なくありません。

女子大が向いている人・向いていない人

女子大への進学が向いているかどうかは、娘さんの性格や価値観、将来の目標によって大きく変わってきます。メリットとデメリットを理解した上で、実際に女子大という環境が娘さんに合っているのかを見極めることが大切です。ここでは、女子大が向いている人と共学大学の方が向いている人の特徴を具体的に紹介します。娘さんの個性と照らし合わせながら、読み進めてください。

女子大進学が向いている人の特徴

女子大に向いているのは、まず落ち着いた環境でじっくり学びたいと考えている人です。大人数の講義よりも、少人数のクラスで先生や友人と深く関わりながら学ぶことを好むタイプの方には、女子大の環境が合っています。質問がしやすく、一人ひとりに目が行き届く教育を受けたいという希望がある場合、女子大は理想的な選択肢となります。

また、リーダーシップを発揮したいと考えている人にも女子大は適しています。学生会やサークルの代表、ゼミのリーダーなど、様々な場面で中心的な役割を担う機会が豊富にあります。東京女子大学聖心女子大学では、学生主体のイベントやプロジェクトが多く実施されており、企画力や運営力を磨くことができます。将来、管理職や経営者を目指している方、社会で主体的に活躍したいと考えている方にとって、女子大は成長の場として最適です。

さらに、女性特有のキャリアについて深く学びたいという人も女子大に向いています。ワークライフバランスや女性のキャリア形成について、実践的なプログラムが用意されています。同窓生のネットワークを活用したメンタリング制度なども充実しており、長期的なキャリアプランを考えるサポートが手厚いのです。家政学部や生活科学部など、女子大ならではの学部で専門性を高めたい方にも、女子大は魅力的な選択肢となります。

共学大学の方が向いている人の特徴

一方で、多様な価値観に触れたいと強く希望する人には、共学大学の方が向いているかもしれません。男女問わず幅広い人間関係を築きたい、様々なバックグラウンドを持つ人々と交流したいという場合、大規模な共学大学の方が機会に恵まれています。特に数千人規模の総合大学では、出会いの幅が圧倒的に広くなります。

特定の専門分野を深く学びたい場合も、共学大学を検討する必要があります。工学部や医学部、法学部など、女子大では選択肢が限られる分野があるためです。たとえば、機械工学やコンピュータサイエンスを本格的に学びたい場合、東京工業大学や早稲田大学などの共学大学の方が適しています。学びたい分野が明確で、それが女子大では提供されていない場合は、共学を選ぶべきです。

また、大学生活で異性との交流を重視したいという人も、共学大学が向いています。サークル活動や学園祭、日常的なキャンパスライフの中で、自然に男女が交流できる環境を求めるのであれば、共学を選ぶ方が満足度は高いでしょう。将来的に男性が多い業界で働きたいと考えている場合も、学生時代から異性とのコミュニケーションに慣れておくことは有益です。ただし、インカレサークルやアルバイトなどを通じて、女子大でも異性との交流機会を作ることは可能です。

判断に迷ったときのチェックポイント

女子大と共学大学のどちらを選ぶか迷ったときは、以下のポイントをチェックしてみてください。まず、娘さん自身がどのような環境で学びたいかをしっかりと話し合うことが大切です。

チェック項目女子大向き共学向き
学習環境の好み少人数でじっくり学びたい大人数の中で刺激を受けたい
性格落ち着いている、リーダーシップを発揮したい社交的、多様な人と関わりたい
学びたい分野文学、家政、教育、国際系など工学、医学、法学など
キャリアプラン女性のキャリア支援を重視幅広い業界・職種を検討したい

上記の表を参考に、娘さんがどちら寄りなのかを確認してみましょう。ただし、これはあくまで目安であり、最終的には実際にキャンパスを訪問して雰囲気を感じることが何より重要です。

また、将来やりたいことが明確かどうかも判断材料になります。将来の職業や研究したい分野が決まっている場合は、それが実現できる大学を選ぶべきです。一方で、まだ将来が決まっていない場合は、幅広い学びの機会丁寧な進路指導がある環境を優先するとよいでしょう。女子大の多くは、キャリア相談やインターンシップのサポートが充実しているため、じっくりと将来を考える時間を持つことができます。迷ったときは、複数の大学のオープンキャンパスに参加し、それぞれの特色を比較検討することをおすすめします。

人気の女子大学と特色

日本全国には約70校の女子大学がありますが、その中でも特に人気が高く、伝統と実績を持つ大学があります。それぞれの大学には独自の教育方針や強みがあり、学部や学科の特色も異なります。ここでは、関東エリアと関西エリアの主要な女子大学を紹介し、各大学の特徴的な学部・学科についても詳しく見ていきます。志望校選びの参考にしてください。

関東エリアの主要女子大学

関東エリアには、日本を代表する女子大学が数多く集まっています。まずお茶の水女子大学は、唯一の国立女子大学として高い評価を得ています。文教育学部、理学部、生活科学部の3学部があり、特に理学部は女子大の中でも理系教育の充実度が際立っています。国立大学ならではの研究設備と、少人数教育の良さを兼ね備えた環境が魅力です。

津田塾大学は、英語教育に強みを持つ女子大として知られています。学芸学部と総合政策学部があり、特に英文学科は高い評価を受けています。少人数制の徹底した英語教育により、実践的な語学力を身につけることができます。国際的に活躍したい方、語学を武器にキャリアを築きたい方には最適な環境です。

東京女子大学は、リベラルアーツ教育を重視しており、現代教養学部の下に人文学科、国際社会学科、人間科学科、数理科学科があります。幅広い教養を身につけながら、専門性も深めることができるカリキュラムが特徴です。また、日本女子大学は家政学部が有名で、住居学や被服学、食物学など実践的な学びが充実しています。文学部、人間社会学部、理学部も設置されており、総合的な女子大として人気があります。その他、聖心女子大学白百合女子大学フェリス女学院大学なども、それぞれ特色ある教育を提供しています。

関西エリアの主要女子大学

関西エリアにも、歴史と伝統を持つ女子大学が多く存在します。中でも奈良女子大学は、お茶の水女子大学と並ぶ国立女子大学として高い評価を受けています。文学部、理学部、生活環境学部の3学部があり、特に理学部は女性研究者の育成に力を入れています。国立大学ならではの充実した研究環境と、女子大特有のサポート体制が整っています。

京都女子大学は、仏教精神を基盤とした教育を行っており、文学部、発達教育学部、家政学部、現代社会学部、法学部、データサイエンス学部など、幅広い学部を持つ総合女子大学です。特に家政学部は実績があり、管理栄養士の養成課程も充実しています。キャンパスは京都の東山に位置し、歴史的な雰囲気の中で学ぶことができます。

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同志社女子大学は、同志社大学の系列校として知られ、学芸学部、現代社会学部、薬学部、看護学部を持つ総合女子大学です。特に薬学部と看護学部は関西の女子大では珍しく、医療系を志望する学生にとって貴重な選択肢となっています。

また、武庫川女子大学は西日本最大規模の女子大学で、文学部、教育学部、健康・スポーツ科学部、生活環境学部、社会情報学部、薬学部、音楽学部、経営学部、建築学部など、非常に多様な学部を持っています。建築学部を持つ女子大は珍しく、建築士を目指す女性にとって魅力的な環境です。

各大学の特徴的な学部・学科

女子大には、他では学べない特徴的な学部・学科が数多く存在します。特に家政学部や生活科学部は、女子大の伝統的な強みです。日本女子大学の家政学部では、住居学科、被服学科、食物学科、家政経済学科があり、衣食住に関する専門知識を実践的に学ぶことができます。管理栄養士や一級建築士など、専門資格の取得も目指せます。

昭和女子大学の人間文化学部日本語日本文学科や歴史文化学科では、日本の伝統文化について深く学ぶことができます。また、グローバルビジネス学部では、ビジネスで使える実践的な英語力と経営知識を同時に身につけることができ、国際的なビジネスキャリアを目指す学生に人気です。昭和女子大学はテンプル大学ジャパンキャンパスがキャンパス内にあり、留学しなくても海外の授業を受けられる環境が整っています。

お茶の水女子大学の理学部は、数学科、物理学科、化学科、生物学科、情報科学科があり、女子大の中でも理系教育が最も充実しています。女性研究者を目指す方にとって、理想的な環境です。また、津田塾大学の総合政策学部では、政治学、経済学、社会学などを横断的に学び、現代社会の課題解決に取り組む力を養います。このように、各女子大にはそれぞれ独自の強みがあるため、学びたい内容に合わせて大学を選ぶことが大切です。

女子大選びで失敗しないための3つのポイント

女子大選びは、娘さんの将来を大きく左右する重要な決断です。偏差値や知名度だけで選ぶのではなく、実際に大学を訪問し、教育内容やキャンパスの雰囲気を確認することが欠かせません。ここでは、後悔しない女子大選びのために押さえておきたい3つのポイントを紹介します。これらのポイントを意識することで、娘さんに本当に合った大学を見つけることができます。

オープンキャンパスで雰囲気を確認する

女子大選びで最も重要なのが、実際にキャンパスを訪れて雰囲気を体感することです。パンフレットやウェブサイトだけでは分からない、その大学ならではの空気感や学生の様子を直接確認できます。オープンキャンパスでは、模擬授業や施設見学、在学生との交流など、様々なプログラムが用意されています。

オープンキャンパスでチェックすべきポイントはいくつかあります。まず、在学生の雰囲気を観察してください。学生たちが生き生きとしているか、親しみやすい雰囲気があるかなど、実際に通うイメージが湧くかどうかが重要です。また、キャンパスの設備も確認しましょう。図書館や食堂、自習スペースなど、日々使う施設が充実しているかどうかは、4年間の学生生活の質に直結します。

さらに、在学生や教職員に質問する機会を積極的に活用してください。授業の雰囲気、サークル活動、就職支援の実態など、気になることは遠慮せずに聞いてみましょう。複数の女子大を訪問して比較することも大切です。たとえば、津田塾大学東京女子大学のように、同じレベルの女子大でも雰囲気はかなり異なります。実際に足を運んで比較することで、娘さんに合う環境がどちらなのかが見えてきます。できれば親子で一緒に参加し、それぞれの感想を共有すると良いでしょう。

卒業後のキャリアパスを調べる

大学選びでは、卒業後の進路実績をしっかりと確認することが重要です。各大学のウェブサイトには、就職率や主な就職先企業、進学実績などが公開されています。娘さんが将来どのような分野で働きたいかをイメージしながら、それを実現できる大学かどうかを見極めましょう。

特に注目したいのは、具体的な就職先企業です。金融業界を目指すなら、銀行や証券会社への就職実績が豊富な大学が適しています。日本女子大学東京女子大学は、大手企業への就職実績が充実しており、特に金融やマスコミ業界に強いという特徴があります。教員を目指すなら、教職課程が充実し、教員採用試験の合格率が高い大学を選ぶべきです。

また、キャリアサポート体制の充実度も確認してください。個別のキャリア相談、OG訪問の機会、インターンシップ先の紹介など、具体的な支援内容を調べましょう。お茶の水女子大学では、キャリア開発センターが充実しており、1年次からキャリア教育が始まります。聖心女子大学でも、卒業生とのネットワークを活かしたキャリア支援が手厚く行われています。卒業生の活躍状況や、同窓会組織の活動状況なども、長期的なキャリア形成において重要な要素となります。

娘の性格や希望に合わせて選ぶ

最終的に最も大切なのは、娘さん自身の性格や希望に合った大学を選ぶことです。偏差値が高い大学や知名度がある大学が必ずしも娘さんにとって最適とは限りません。娘さんがどのような環境で学びたいか、どのような大学生活を送りたいかをじっくりと話し合うことが重要です。

たとえば、活発で社交的な性格の娘さんなら、学生数が比較的多く、サークル活動やイベントが盛んな日本女子大学昭和女子大学が合うかもしれません。一方、落ち着いた環境でじっくり学びたいタイプなら、聖心女子大学白百合女子大学のようなアットホームな雰囲気の大学が向いています。

また、学びたい分野が明確な場合は、その分野に強い大学を選びましょう。英語を極めたいなら津田塾大学、理系の研究を深めたいならお茶の水女子大学奈良女子大学、家政学を学びたいなら日本女子大学というように、目的に応じて選択肢は変わります。娘さん本人が納得して選んだ大学であれば、多少の困難があっても乗り越えていけるはずです。親の希望だけで決めるのではなく、娘さんの意見を最優先に、家族全員で納得のいく選択をすることが、後悔しない大学選びの秘訣です。